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一口メモ

 

平成22年の展望

不易流行という言葉があります。これは、芭蕉一門の俳風を語った「不易流行其基一也」から引用されたものですが、「千歳不易・一時流行」の略語で、「万代不易・一時変化」とも書かれています。不易というのは「人の心から社会の隆替まで世の中の森羅万象を司る不変の法則、時をこえた真理」。流行とは「時代性や環境条件により時に法則を打破するさまざまな変化」を意味します。しかもこの不易と流行の基はひとつ、不易が流行を、流行が不易を動かすといった相関関係にあります。(サントリー不易流行研究所より引用)

一昨年以来の景気後退も、やや持ち直しつつあるように見えます。国内需給ギャップ、雇用などの問題が依然として継続する中、中国頼みの海外消費・設備投資需要により本年の経済指標はほぼ横ばい状態が続くと思われます。経済波動は、在庫調整などの3年程度の波、設備投資の7、8年程度の波、建設関連の20年程度の波、技術革新の50年程度の波といわれていますが、今年の後半から来年にかけて前2波動の山が来るとの予測があります。国も、インフレーション誘導の政策をいずれ打ち出してくると思います。ただ、大局的にはそうであっても、中小企業の置かれた現状が、外的要因・他力本願でたやすく好転するというのはありえません。自らが積極思考で変化・対応しなければならないことは、ご承知のことと思います。たとえば、大企業が手控え、リストラしている今こそ、人材採用、空き店舗進出など果敢に打って出るチャンスが到来しているといえます。
政治・経済、社会がめまぐるしく変化し、多様な価値観・情報の渦の中で我々は、時として進む方向を見失いがちになります。個人、企業、国も目先の対応に追われ、ついつい安易に流れ、あるいは重要な決定をさきのばしにしているのが現状のように思います。人生においても、企業経営においても時代に応じて変わるもの、変えるものと本質的に不変なもの、あるいはその相互関係をじっくり見据える必要があります。こうした時に「不易流行」という俳諧の理念・哲学はおおいなる示唆を与えてくれます。

 

9月の予定

●今月の祝祭日
飛び石連休が18日土曜日から26日日曜日まで続きます。お客様、仕入先の休業予定を把握し、生産、納品あるいは販売に支障のないよう対応ください。20日支払日の支払先あるいは入金先については20日月曜日が休日のため1日ずれて21日になります。また、18日土曜日から20日月曜日まで休みのため準備、段取りに留意ください。連休中営業される会社にあっては、従業員、パート・アルバイトの確保などの段取りが重要です。従業員の有給休暇申請についても業務に支障のないよう事前に話しておかれる必要があります。


●社会保険の事務について
今年の春の健康保険料率の大幅アップおよび4月分の雇用保険料率アップにつづき、9月分の給与・賞与支給分から厚生年金保険料率が、15.704%から16.058%に増加変更となります。事業主さんの9月分の保険料納付は10月末日となりますが、給与計算において従業員さんが折半で負担する9月分の保険料負担額を当月徴収されている場合は今月から、翌月徴収されている場合は10月から厚生年金の料率変更を忘れないようにしてください。ちなみに事業主負担率は8.029%、従業員負担率は同様に8.029%です。念のため。


●グループ法人税制の適用開始について
平成22年度税制改正のうち100%グループ法人内の資産譲渡取引に係る譲渡損益の課税繰延措置が来月10月より適用となります。100%親子・兄弟会社にあっては1,000万円以上の固定資産、土地、有価証券、金銭債権のグループ間譲渡取引が対象となります。また、グループ間の受取配当の全額益金不参入(平成22年4月1日以降開始事業年度の所得から対象)、寄付金の支払・受取について全額損金不参入、全額益金不参入となります。留意すべきは、グループ間での役員・社員の出向がある場合の分担金授受に関する寄付関係、親会社の資本金が5億円以上のその子会社の法人税法上の特例措置不適用などです。詳しくは担当者にお尋ねください。


■9月
○9月決算法人直前決算対策
■9月10日(金曜日)
●8月分源泉所得税納付期限
■9月30日(水曜日)
○ 7月決算法人法人税、消費税申告・納付期限、申告期限
○1月決算法人予定申告期限